Ferrari F40 ST(stradale)
part 106

2回目のエンジンオーバーホール

2008年10月18日
イタリアから届いたF40のエンジンパーツ。
既に生産を終了していた部品もあったんですが、
ミケロットが用意してくれました。
2009年3月16日。
年が明けましたがF129エンジンのOHは順調に進んでいます。
当初気になっていた金属片ですが、特にヘッドにもブロックにもダメージはなし。
おそらくタービンブローした時の破片でないかなと・・・。。
各部のバランス取り。
ライナーは腐食していたので8気筒分全て新品に交換。
2009年4月2日。
早くもヘッドとブロックを組み合わせる。
約半年でOH終了です。
ミッションも装着。
クラッチをどうするか悩みましたが、そんなにヘタってなかったので、
そのまま装着。
とここで・・・・・・・・
ついでに・・・・・・・。
つー事でインコネルのEXマニ投入!!!
もちろんtubi style製。
2009年5月13日。
簡単に装着できたインコネルのマニホールド。
何かちちょっと嫌な予感。。。。
我ながらイイ感じ。
珍しく?ヘッドカバーも塗装したのでキレイになりました。
2010年10月5日。
実はまだエンジンを積んでいません。
自分のF40ではなくて、とある方のF40をGTE 95モデル化していた為、
エンジンを搭載する時間がなかったのです。
2010年10月7日
エンジンを積みました。
タービンを装着。
遮熱板も新品に交換しました。
フューエルホースは全てアールズの新品で引き直し。
前回のOHの時にFerrari純正のホース(アールズですが)をイタリアから輸入。
何故か1992年製のホースが届き(頼んだのは1999年)ガッカリしたのでした。
なので今回は日本で調達したホースを加工して製作でし。
装着して3回しかサーキットを走っていないOHLINSのサスキット。
OHと設定変更に出す為に外しました。
ウエイストゲートを取りつけようとしたら・・・・・・。
インコネルのマニホールドに交換したシワ寄せがココに・・・。
仕方ないのでY字パイプを製作でし。
突然ですが348/testarossaのサブタンク製作依頼の仕事を請けました。
「錆びて穴が空いてしまった」というお客様です。
「もしかしたら、自分のF40も年式的に危ないんじゃないかと?」

つー事で外して確認でし。
なんで、こういう部品を鉄で作るかね?
やっぱり・・・・・・・・・・
2010年10月17日。
タンクはアルミで新たに製作する事に。
戻ってきたOHLINSのサスキットを取り付けます。
K&Nのエアーフィルターも新品に交換。
フロントも取りつけ。
バネレートはそのままで、ダンパーの初期の動きを変更。
もう少し乗りやすくなってくれるかな?
1年以上乗ってないとこういうトコも錆が出てきます。
せっせと磨くがなかなかキレイになりません。
今回、内装の変更点はなし。
エンジンのOHだけのはずが・・・・・
2009年10月23日。
サブタンクが完成してきた。
ここんちはGT300のマシンのラジエターも作る店なので、イイ仕事をしてくれます。
2009年10月29日。
インコネルのマフラーも取り付けました。
いよいよ、試運転開始か???????
しかし、そんなに上手く事が運ぶわけではありません!!!

エンジンがOHされて、サブタンクも新品。
今までの赤い錆び付いたクーラントが流れるのがどーも気に入らない!!!
なので、ラジエターを交換でし。
2009年11月17日。
実はF40のラジエターは定価で\800.000前後する。
「なんじゃあ、そりゃあ!!!!!」と言われても新車で\45.000.000のクルマですから?
まあ、諦めて新品を買うか?
新しく、作るか?
もちろん、コア増しして新たに製作でしな?
ミケロットには電動ファンとコンデンサーが取り付ける事のできない、
LMとGTEのラジエターは存在するんですが、ロードバージョン用のラジエターが存在しない。

なので例のオッちゃんに頼んで作ってもらいました。
流石GTの仕事しているだけあってキレイに仕上げてくれました。
装着でしね?
2009年11月19日。
バッテリーも新品に。
出っ張りをカットしないとF40に装着できないのは、いつもの事。
そのバッテリーと電動ファンを装着。
ステアリングとシートも装着。
さて、いよいよエンジン始動でしな?



tubi style japan & FCT homepageF40ST.105F40ST.107